というパワーワードが超有名。
その中身は「アクション&農業+育成ゲーム」です。
◼︎基本はアクションゲーム
いわゆる「探索=ストーリー」を担うのがこれ。
つまり「ベースは横アクションゲーム」。
マリオみたいな感じと言えば分かりやすいだろうか?
弱攻撃=草刈り鎌
強攻撃=耕し鍬
特殊攻撃=帯
という3種類で構成される。
弱、強攻撃はそのまんま目の前の敵に攻撃する「いつものアクション」。
対して、帯が特殊で「射程が非常に長い」。
しかも投げたり掴んだりする。
このアクションで「移動や攻撃や回避をする」のが非常に特徴的で、オリジナルの部分。
分かりにくい所はほとんどなく触れば分かるため、非常にシンプルなアクションゲームとして楽しめる。
◼︎さらに農業のシミュレーションゲーム
アクションパートと同軸で、農業パートとも言うべきモノが存在する。
メディアで取り上げられるのは主にこっちで、サクナヒメ=農業ゲームと思ってる方も多いと思う。
*筆者がそうだった。
ある意味ではまさにその通りで、こっちは「非常に特徴的」。
「田起こし」から始まり、
「種籾の選別」
「田植え」「草取り」
「肥料やり」
「収穫」「脱穀」
という感じに詳細な農業ゲームとなっている。
そしてこの農業は「サクナヒメのベース能力と連動している」。
つまり、農業をやるほどサクナヒメの育成に繋がる。
▪︎アクションの合間に農業をやる
探索(ストーリー)パートをやり、要所で農業パートをやるのが流れ。
基本は、昼間は探索し、夜に農業パートをちょっとやってメシ食って寝て、また探索に出る。
時期(収穫や田植えなど)が来たら、昼間の探索は行かずに農業を優先する。
この繰り返しで一年進む。
▪︎サクナヒメの育成
探索(ストーリー)パートを進めるためには、サクナヒメの育成が必要になる。
ここもゲームのメイン部分の1つで、強くなって先へ行くという基礎の流れとなる。
強くなるための要素は以下。
1、農業との連動
上記した通り、種籾が育つほどサクナヒメも強くなる。
2、アクション試行回数でのレベルアップ
アクションに「使用回数」というのが設定されている。
使うほどに「習熟度」が上がり、強くなる。
3、武器の作製
探索パートで手に入る「素材」を使って作る。
探索パートが進むほど強い武器が作れるようになる。
◼︎これらが「連携してる」という楽しさ
探索パートで謎解き&素材集めをやり、同時に農作業を行う事で、サクナヒメを育成していく。
農業で成長したら強くなり、探索(ストーリー)パートが進む。
探索(ストーリー)パートが進むと、作れる武器が増えて、さらに探索できる場所も増え、さらに農業用具もパワーアップする。
農作業を効率化していき、またさらにサクナヒメが成長していく。
このサイクルを回していくのがとても楽しい。
各要素が連動してるのが魅力で、とても楽しいポイント。
▪︎ただし「飽きるのも早い」
厳密に言うと「作業化するまでが早い」。
そして付け加えるならば「作業化するまではめちゃくちゃ面白い」です。
飽きやすい理由は、アクションもシミュレーションも「ランダム性が少ない」。
つまり「自由度がとても少ない」からです。
アクションは「弱攻撃」「強攻撃」「帯攻撃」の3つのみ。
各要素に対してそれぞれ特殊アクションが設定されてはいるが、結局は「敵を殴るのがメイン」。
しかも敵数も非常に多く、謎解き要素も同時に発生したりするため、面白さよりも「面倒さ」が勝る場面が多く出てくる。
なので、アクションゲームとしての深みややり応えのようなモノを感じ難い。
最初の内は目新しいので面白いが、かなり早い段階でガチャプレイで強行突破したくなる。
シミュレーションも同じで、「田起こし」「種付けまで」「雑草取り」「肥料あげ」「収穫」「仕上げ」の要素があるため。最初は非常に面白い。
しかしながら、それぞれの要素でやらなきゃならない「最善手」が存在する。
つまり「最善手が分かったら同じ事の繰り返し」になる。
それが分かるまでの試行錯誤は面白いが、それが分かって以降は完全なる作業と化す。
作業ゲーが好きであればめちゃくちゃハマるが、新しさが面白いタイプの人は結構厳しいかもしれない。
▪︎まとめ
シンプルなアクションゲーム&今まで存在しなかった農業パートの合わせ技なゲームです。
アクションパートを進めていき、その合間に農業をやり、サクナヒメを成長させていく事でストーリーが進むという流れ。
この「連動してる楽しさ」が秀逸で、ついつい先に進みたくなる魅力があります。
反面、農業パートに「最適解が存在する」事。
そして「アクションに深みが足りない」事。
この合わせ技により「非常に飽きやすい」です。
ただし、この飽きやすいというのは「超大作ソフトと比較した場合」です。
*ゼルダの伝説ティアキンとか、FF14とかの超ボリューム大作。
インディーズソフトやそれ準拠で「20時間くらい楽しく遊べれば良いや」というボリュームを想定しているのであれば「断然オススメなソフト」です。
良い感じの特殊性と、シンプルで分かりやすいアクションで構成された、非常にバランスの良いゲームです。
もしまだ触った事が無いようでしたら、オススメのゲームです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。