game-movie’s diary

自分がやって面白かったゲームと、見て面白いYouTube動画を書いていくブログです。

天穂のサクナヒメは「アクション&農業+育成ゲーム」だった。

 

農林水産省のホームページが攻略wiki

というパワーワードが超有名。

その中身は「アクション&農業+育成ゲーム」です。

 

◼︎基本はアクションゲーム

いわゆる「探索=ストーリー」を担うのがこれ。

つまり「ベースは横アクションゲーム」。

マリオみたいな感じと言えば分かりやすいだろうか?

弱攻撃=草刈り鎌

強攻撃=耕し鍬

特殊攻撃=帯

という3種類で構成される。

弱、強攻撃はそのまんま目の前の敵に攻撃する「いつものアクション」。

対して、帯が特殊で「射程が非常に長い」。

しかも投げたり掴んだりする。

このアクションで「移動や攻撃や回避をする」のが非常に特徴的で、オリジナルの部分。

分かりにくい所はほとんどなく触れば分かるため、非常にシンプルなアクションゲームとして楽しめる。

 

◼︎さらに農業のシミュレーションゲーム

アクションパートと同軸で、農業パートとも言うべきモノが存在する。

メディアで取り上げられるのは主にこっちで、サクナヒメ=農業ゲームと思ってる方も多いと思う。

*筆者がそうだった。

ある意味ではまさにその通りで、こっちは「非常に特徴的」。

「田起こし」から始まり、

「種籾の選別」

「田植え」「草取り」

「肥料やり」

「収穫」脱穀

という感じに詳細な農業ゲームとなっている。

そしてこの農業は「サクナヒメのベース能力と連動している」。

つまり、農業をやるほどサクナヒメの育成に繋がる。

 

▪︎アクションの合間に農業をやる

探索(ストーリー)パートをやり、要所で農業パートをやるのが流れ。

基本は、昼間は探索し、夜に農業パートをちょっとやってメシ食って寝て、また探索に出る。

時期(収穫や田植えなど)が来たら、昼間の探索は行かずに農業を優先する。

この繰り返しで一年進む。

 

▪︎サクナヒメの育成

探索(ストーリー)パートを進めるためには、サクナヒメの育成が必要になる。

ここもゲームのメイン部分の1つで、強くなって先へ行くという基礎の流れとなる。

強くなるための要素は以下。

 

1、農業との連動

上記した通り、種籾が育つほどサクナヒメも強くなる。

 

2、アクション試行回数でのレベルアップ

アクションに「使用回数」というのが設定されている。

使うほどに「習熟度」が上がり、強くなる。

 

3、武器の作製

探索パートで手に入る「素材」を使って作る。

探索パートが進むほど強い武器が作れるようになる。

 

◼︎これらが「連携してる」という楽しさ

探索パートで謎解き&素材集めをやり、同時に農作業を行う事で、サクナヒメを育成していく。

農業で成長したら強くなり、探索(ストーリー)パートが進む。

探索(ストーリー)パートが進むと、作れる武器が増えて、さらに探索できる場所も増え、さらに農業用具もパワーアップする。

農作業を効率化していき、またさらにサクナヒメが成長していく。

このサイクルを回していくのがとても楽しい。

各要素が連動してるのが魅力で、とても楽しいポイント。

 

▪︎ただし「飽きるのも早い」

厳密に言うと「作業化するまでが早い」。

そして付け加えるならば「作業化するまではめちゃくちゃ面白い」です。

飽きやすい理由は、アクションもシミュレーションも「ランダム性が少ない」。

つまり「自由度がとても少ない」からです。

アクションは「弱攻撃」「強攻撃」「帯攻撃」の3つのみ。

各要素に対してそれぞれ特殊アクションが設定されてはいるが、結局は「敵を殴るのがメイン」。

しかも敵数も非常に多く、謎解き要素も同時に発生したりするため、面白さよりも「面倒さ」が勝る場面が多く出てくる。

なので、アクションゲームとしての深みややり応えのようなモノを感じ難い。

最初の内は目新しいので面白いが、かなり早い段階でガチャプレイで強行突破したくなる。

 

シミュレーションも同じで、「田起こし」「種付けまで」「雑草取り」「肥料あげ」「収穫」「仕上げ」の要素があるため。最初は非常に面白い。

しかしながら、それぞれの要素でやらなきゃならない「最善手」が存在する。

つまり「最善手が分かったら同じ事の繰り返し」になる。

それが分かるまでの試行錯誤は面白いが、それが分かって以降は完全なる作業と化す。

作業ゲーが好きであればめちゃくちゃハマるが、新しさが面白いタイプの人は結構厳しいかもしれない。

 

▪︎まとめ

シンプルなアクションゲーム&今まで存在しなかった農業パートの合わせ技なゲームです。

アクションパートを進めていき、その合間に農業をやり、サクナヒメを成長させていく事でストーリーが進むという流れ。

この「連動してる楽しさ」が秀逸で、ついつい先に進みたくなる魅力があります。

反面、農業パートに「最適解が存在する」事。

そして「アクションに深みが足りない」事。

この合わせ技により「非常に飽きやすい」です。

ただし、この飽きやすいというのは「超大作ソフトと比較した場合」です。

ゼルダの伝説ティアキンとか、FF14とかの超ボリューム大作。

インディーズソフトやそれ準拠で「20時間くらい楽しく遊べれば良いや」というボリュームを想定しているのであれば「断然オススメなソフト」です。

良い感じの特殊性と、シンプルで分かりやすいアクションで構成された、非常にバランスの良いゲームです。

もしまだ触った事が無いようでしたら、オススメのゲームです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。